賭け事はダメだけどパチンコや競馬はなぜ大丈夫なの?

(1)パチンコは景品を提供することで賭け事には該当しない

日本では賭け事が法律で禁止されていますが、一方ではパチンコや競馬はOKとなっています。
そうなると、何故一部では認められいるのかと疑問が生じるものです。

結論として、パチンコは景品を提供することで賭け事には該当せず、それ以外の競馬などは公営競技として認められているからだと答えられます。
パチンコは、景品として出玉に相当する品物を提供しているので、直接お金がもらえるわけではないです。

正確には、景品を他のお店で買取ってもらうことによって、結果的にお金が手に入ることとなります。
つまり厳密にいえばパチンコは禁止対象ではなく、どちらかといえばグレーゾーン的な立ち位置です。

当然ながら、店内で賞金が提供されれば違法ですが、実際は現金以外の品物に留まるので、罰せられない状況となっています。
パチンコはあくまでも遊戯場ですし、出玉を目的に遊ぶ場所なので、景品はそれに付随するおまけのようなものです。

(2)競馬は公の機関が提供する賭け事と定められている

個人がパチンコと同様の場所を提供したり、景品の代わりにお金を出すのは違法ですから、安易に提供する側の真似はしないのが賢明です。
仮にクローズドの紹介制で提供を行っても、噂が広まったり話題となれば、何時かはバレて捜査の対象になるでしょう。

逆に競馬は、競輪や競艇と同じく公営競技に該当するもので、公の機関が提供する賭け事と定められています。
言い換えれば、宝くじに似た性質を有していますから、民間や個人が提供する違法性のあるギャンブルとは異なります。

賭け事は基本的に禁止されているものの、公営競技は反対に法律で認められているので、公営なら違法性は全く皆無です。
むしろ、国民が堂々と遊べるギャンブルですから、認められている範囲内で楽しむことができます。

公営というだけあって、競技は公平かつ本格的ですし、得られる興奮や刺激はギャンブルそのものです。
法律でお金を掛けることが認められていますから、馬券などを買って当たりに期待したり、当たれば大きなリターンに期待を抱くことが可能です。

(3)裏カジノなどでは大きなお金が犯罪組織に動いてしまう恐れも・・・

日本で賭け事全般が禁止されている理由は、歯止めが利かなくなって暴走したり、様々なトラブルに発展する恐れがあるからです。
特に、目の届かない場所で行なわれる裏カジノや地下賭博などでは、大きなお金が犯罪組織に動いてしまうのも問題となります。

公営競技は、いうなれば国民のガス抜き的な性格を併せ持っていて、場所を決めて限定的に認めることで、犯罪組織に流れるお金を食い止めています。
賭け事のルールやお金の流れが監視下における、そういった意味でも公営競技が提供され、法的にも問題がないものとされているわけです。

パチンコは民間企業が提供するので、厳密には公営競技とは異なりますが、事実上それに近いものとして許容されています。
法律に照らし合わせるとグレーゾーンですから、今後の解釈が変わらないとも限りませんが、今のところは普通に遊べるようです。

(4)日本でカジノが合法化される日は近い

将来的には日本でもカジノが認められ、主に観光客を中心に提供が行なわれる予定です。
利用に制限は設定されるでしょうが、日本人も遊べることになる予定ですから、新たに許可されたギャンブルが楽しめそうです。

・・・オンラインカジノの注意点について

このように、競馬は競輪と競艇などと同様に公営で行なわれ、法律でも認められていることから合法です。
競技性という名目のもとで、公平な競技が開催されていますから、安心して掛けたり興奮を味わうことができます。

パチンコはやや例外的な存在で、グレーゾーンではありますが、実質的に暗黙の了解で認められている感じです。
堂々と換金できるのは論外ですが、景品を受け取るだけなら、少なくとも問題はないということなのでしょう。

法的に認められていないギャンブルは、いかなるものも違法の恐れがあるので、これら以外の遊びには手を出さないのが原則です。