ギャンブル依存症を克服する方法

(1)ギャンブルに関わらないようにする

ギャンブル依存症を克服する方法はギャンブルの事を見聞きしない事です。
ハッキリ言えばギャンブルの無い世界に行けばそれでギャンブルをする事は出来ないわけですから、そのような依存症にかかる事も無いわけで、ギャンブルに関わらないようにする他ないといって良いかも知れません。

一番良くないのが、我慢をさせるということで、これはまず成功しないといって良いでしょう。
何しろ近くにあるのに出来ないというのですから、これは犬がおあずけをさせられているのと同じ状態という事になります。

10秒ぐらいはお預けは出来ますが、これが一時間というような事になれば、待つことが出来ないのは当たり前の事でしょう。
何しろ我慢をすることが出来ないのが依存症という事なのですから、これは病気の人に病気になるなといっているのと同じという事になります。

ギャンブルがあればやるのがこの病気なのですから、この病の本質を考えれば、ギャンブルの無い世界に遠ざけてしまう他ないという事が分かるはずです。

(2)お金を持つことが出来ないようにする

世の中にはギャンブルは無数にあるのですから、そのような事は現実的に不可能という事も言えるのかもしれませんが、やり方はいくつかあって、ギャンブル自体は無くならないわけですから、ギャンブルが出来ない状態にしてしまうというのが一つの方法で、お金が無ければギャンブルは出来ませんから、お金を持つことが出来ないようにするというのも一つの方法です。

お小遣いシステムにして、100円程度しか持たせないというようにすれば、これでほとんどのギャンブルは出来なくなります。
人からお金を借りてするというような事をするかもしれませんが、関係者接触しそうな人にはお金を課さないように言っておいて、金融機関などから借りる事が出来ないように身分証明書などは持ち歩かせないという事を徹底するという事もすると良いかも知れない。

したくても出来る方法が無いという事が理解出来れば、これはどうしようもありません。
ギャンブル依存症の特徴として出来る環境を人を騙してでも作ってしまうという事があるのですが、これについては、どうしようもありませんから、出来る限りの事は尽くして後は当人の自覚を持ってもらうという事しか出来ない。

場合によっては盗みを働くというような事も考えられるのですが、そこまでの事をするようになってしまうと、もうこれを止める手段は牢屋に入ってもらうしかないという事で、そのような事をした時点で牢屋行になるので、それで依存症を改善してもらう他ありません。

(3)ギャンブル依存症は「依存症」という病気である

ギャンブル依存症は病気ですから、ギャンブルを見るという事をすれば必ずしてしまう本能の働きだと考えて良いでしょう。
ですから、存在に気付かれてはならないわけで、出来るという事を感じさせないようにするという事が基本です。

この存在というところでカギになるのがお金です。
お金があれば、ギャンブルにすぐに結びつけてしまうのが、こうした症状の特徴的な所という事になりますから、このお金をまず無くしてしまうことで、ギャンブルに発想が行かないようにするという事を基本的な考え方とするのが良いでしょう。

話を聞けばよいとか、複数の人で相談して、自分の過去の体験を言い合い反省するミーティングなどに参加するというような事も言われますが、そのような事では依存症という病気が治る事はありません。

心の病なのですから、少しでもそのような事を考える事を無くさせるという事をするしかないのです。
考えれば行動してしまう人に考えるなといってもまず出来る事ではありませんから、考えることの出来ない環境を作っていくしか方法は無いといって良いでしょう。

病気と考えれば、対策がこれしかない事も理解できるはずです。